2chAPIについて†
2chAPIは2015/3/3に本格運用が始まり、しばらくのちに現在広く使われているDATへの直接アクセスが禁止となる予定となっているようです。
そのため、2chAPIを使用してDATを取得する方法に切り替える必要があります。
しかしながら2chAPIの個人開発者向けを取り仕切るJaneStyle山下氏より難癖諸般の事情からV2Cへの開発者キーの配布は拒絶されました。
V2Cもこのままではスレを表示できなくなるため、それを回避するため、すでに明らかになったAPIの仕様に従ってDATを取得するためのパッチを作成しました。
このパッチを適用し、別途鍵を入手することで、APIへの切り替え後も引き続きV2Cを使うことができます。
変更履歴†
- 2015/2/27: B02を作成しました。変更点は、
- APIを使った際に、取得済みのスレを再度全取得する問題への暫定対応
- 2015/2/28: B03を作成しました。変更点は、
- V2C_Rへの対応 (RではTwitterも使えます)
導入方法 (Windows)†
- 上記のパッチをダウンロードして解凍します
- 解凍してできたlaunchersフォルダをV2Cのインストールフォルダに上書きします
- 上書き後にV2C.exeを実行します
導入方法 (Linux, その他)†
- 上記のパッチをダウンロードして解凍します
- 解凍してできたlaunchersフォルダをV2Cのインストールフォルダに上書きします
- 上書き後にv2cを実行します
導入方法 (Mac OSX)†
別途V2C.appを準備しますが、以下の方法でも(多分)可能です。(Java6が必要ということで、まだ試せていません)
- Applicationsから、V2C.appをデスクトップ等にコピーし、一旦Applications以下のV2C.appを一旦削除します
- V2C.appを右クリックし、パッケージコンテンツの参照をします
- V2C.app/Contents/Resources/Java/以下にv2c_api_patch.jarをコピーします
- V2C.app/Contents/Info.plistをテキストエディタで開き、V2C_R20131210.jarの文字列を探し、v2c_api_patch.jarで置換します
- V2C.appを再度Applicationsにドラッグアンドドロップでインストールします
設定方法†
「設定」→「外部コマンドの設定」→「2chAPI設定」
にて以下のダイアログが開きます。
この画面にて、APIの使用にチェックを入れ、共通鍵、API鍵の設定をします。
共通鍵、API鍵は山下氏から入手してください。
- 「2ch APIを使用する」このチェックを入れると、APIを使ったアクセス(http://api.2ch.net/経由でのDAT取得)となります。
- チェックを外すと従来通りの方法でDATを取得します
- 2ch.net以外の掲示板では、このチェックの有無にかかわらず、APIは使用しません(他の8chなどが2ch.netにならってAPIに追随した場合はV2Cでは表示できなくなる場合があります)
- API共通鍵は、APIが今のままである限りは変わらない値です。JaneStyle山下氏より入手ください
- API鍵(AppKey)は、各専ブラごとに割り振られるキーです。
- V2CはJaneStyle山下氏によりキーの発行は拒絶されました。そのため、ユーザー個人個人でキーの入手をおねがいします
- 場合によっては運営によって既存のキーを使えなくされたりする場合がありますので注意ください
- 認証用UAは、api.2ch.netの認証(API経由でDATの取得をする前に必ず実行しなければならない)をする際にサーバー側に送られる文字列です。
- デフォルトでは「V2C/2.11.4」という文字列が送られます
- トラブル時に問題を切り分けるなどの目的で、例えばJaneStyleに合わせた値にして問題を切り分けたりするのに使えます
- ユーザーエージェント(UA)はDATの取得時にサーバ側に送られる文字列です
- デフォルトでは「Monazilla/1.00 (V2C/2.11.4)」という文字列が送られます。
- 認証用UAと同じように問題の切り分けなどにお使いください
これら設定は、V2Cの設定フォルダ以下の「2ch_api.txt」ファイルに保存されます。
ソース†
v2c_api_patch.jarにはソースファイルが入っています。
jarコマンド、または、.jarを.zipに変更して解凍することでソースを確認できます。
ソースをビルドする場合は、以下のコマンドでビルドできます。(別途Java SDKが必要となります)
javac -classpath PATH/TO/V2C_R20131210.jar *.java
注意制限事項†
- APIを使った場合、現状差分取得がうまく動いていません。(2/27時点)
API側で修正が入るまでお待ち下さい。 B02で修正済み
- 本家V2Cでパッチ適用後以降、Twitterが使えないという問題があるようです。自分の環境では、本家V2Cでは最初からtwitterが使えないため再現確認できていません